厨房業務と聞くと、皆さんどんなイメージを持ちますか？
「料理上手じゃないとできない」「大量の野菜を切る作業があるから、包丁を上手に使えないといけない」「暑くて、汗だくになる」「出勤時間が早い」そんなイメージを持たれるのではないでしょうか。
しかし、当施設では、ニュークックチルシステムを導入している為、そのような心配はいりません。ニュークックチルシステムとは、チルド保存された料理をそのまま配膳し、専用の機械に入れることで再加熱されるシステムです。つまり、主な作業は盛り付けのみです。そのため、厨房経験のない方でも、すぐに慣れる仕事内容です。
また、冷蔵の状態で盛り付けをする為、厨房内が夏でも暑くなく、快適に作業することができます。

　勤務時間に関しては、朝食の配膳を前日の夕方に行うため、早朝勤務がありません。
また、最終勤務に関しては、18時30分までとなっているので、帰宅が遅くなる心配もありません。
勤務時間数も、3時間以上から働きたい時間に合わせて働ける為、自分のライフスタイルに合わせて働けるように思います。

　当施設では、月に1回程度イベント食も開催しています。栄養士が作成した内容にあわせて、厨房職員も一丸となって行っています。いつもと違うメニューに利用者さんからは、毎回とても良い評価を頂いています。厨房内の勉強会だけでなく、施設内の勉強会にも参加させて頂いています。認知症のこと、衛生面のこと等毎回違う勉強会に参加することによって、より知識が豊かになっているように思います。

　施設の利用者さんにとって、最も楽しみとされている食事の仕事に携われてとても嬉しいと思っています。高齢者の健康管理を栄養面からサポートすることで、利用者さんに貢献でき、やりがいを感じます。そして、一人の利用者さんが私達の作った食事を食べることで、栄養状態や嚥下状態が改善し、在宅に帰られていく姿を見た時に、この仕事で良かったと心から思います。
これからも、日々施設の利用者さんの栄養面を、食事を通してサポートしていきたいと思います。